古代エジプト人も言っていた!?「最近の○○は...」
昨日、無事に仕事収めをし、空いてる時間があれば全てブログに費やそうと決めた kou です。
前回に書いた、『「これだから若い人は」「最近の若者は」という言葉は死語です』
を読んでくださった方から、面白いコメントをいただきました。
コメントをいただいたブロガーさんは、
『素人が新聞記事書いてみた』の素人さんです。
コメントしていただいて本当にありがとうございます!
ブログの内容は、新聞記事のように最新のトピックをわかり易く、見やすく書かれています。私も、移動中などに愛読させていただいています。
さて、素人さんにいただいたコメントはというと...
おぉ!
なんと、禁断のフレーズである、「最近の若者は」を古代エジプト人もつぶやいていたとは。
非常に興味がありますねぇ。
なので、早速、エジプト人のつぶやきを調べてみることにしました。
ありました、ありました。
下記の記事を参考にさせていただき自分なりに書いていきたいと思います。
つぶやきの発端
「恋愛工学が明かす激動の恋愛市場とは?――非モテ男子の失われた性欲の行方」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20141017-00000511-cakes-life
藤沢 はい、そうだと思っています。ただし、こうした意見を聞くときに、我々は次のような事実をいつも心に留めておく必要があります。約5000年前のエジプトの遺跡から見つかった粘土板でできた書簡に、「最近の若者はけしからん。俺が若い頃は…」という意味の象形文字が書いてあり、それがトルコのアンカラにあるアナトリア博物館に所蔵されているそうなんですよ。
恋愛工学が明かす激動の恋愛市場とは?――非モテ男子の失われた性欲の行方(cakes) - Y!ニュース http://t.co/FRbARo55gK面白いし核心をついてると思う
— サトルくん (@todasatoru) October 19, 2014
※すでにニュースの記事は消えてました。
上記の記事と、柳田國男氏の著書「木綿以の事」の中の一説が発端らしいです。
これだけ見ると...言ってますね。完全に愚痴言ってます。
でも、解釈の観点を変えてみるとどうなのでしょうか。
「古人の質実剛健なる流儀をないがしろにする」という記述から推測するに、恐らく「イプエルの訓戒」ではないかと思う。現存するライデン博物館所蔵のパピルスが筆記されたのは新王国時代だが、内容自体は中王国時代の終わりから第二中間期に成立したものと推測されている。
第二中間期はいわば戦国時代であり、それまでとは異なる下克上が横行していた。よってイプエルの訓戒における「才智にまかせて軽佻の風を悦び」とは、農民出身であっても才知があればのし上がれたことを指している。
もしここで柳田の書いている「中期王朝の一書役の手録」が「イプエルの訓戒」のことであるならば、それは若者批判の内容ではない。老人が、下克上の乱世で出世街道に乗れなかったことを嘆き、過去を懐かしみながら秩序回復を願っているのである。
と言う事は...愚痴でも何でもない、めっちゃ良いことを言っているんではないか?
つぶやきが書かれていた粘土板
今までは、Yahooニュースの記事と柳田氏の著書の中での話です。
では、実際の粘土板にはどのように記載されていたのでしょうか?
なんと!そもそもトルコのアナトリア博物館に「最近の若者は」の粘土板は無いそうです...
え!?
無いの?
では、そもそも無いのにどうやってこの話が拡散したのかなと思っていると、
もしかしたら、この記事で拡散したのかもしれませんね。
このブロガーさんは、アナトリア博物館を訪れた際に、ガイドに
アナトリア博物館にも 、古代エジプトへ宛てた粘土板の書簡が保管されている。
「ここには何と書いてあるかわかりますか?」一つを指さしガイドが質問した。
「―――最近の若者はなってない―――」
私たちを見回してガイドはニヤリと笑った。
と言われたそうです。
これは、ガイドの冗談かわかりませんが、粘土板を指さして、
「最近の若者はなってないって書いてありますネ」なんていわれたら、そりゃ信じますがな。
逆に信じない人っているのかな?笑
なので、このブロガーさんは何にも悪くありませんね。
まとめ
「最近の若者は 古代 文明」みたいにググると、まぁ出てきます。
残念ながら、エジプト人の愚痴はありませんでしたが、昔の哲学者の方々も同じようなことは言ってたみたいですね。(哲学だから愚痴じゃないか)
なんにせよ、歴史の記録には残っていなくても、昔の方々も「最近の若者は」を言っていた人はいるんじゃないかと思います。(完全に個人的感想ですが)
私の中では、このフレーズを言ってしまった時は、自分の成長は止まったなと思うことにしています。
あと、俗に言う嫌われるおじさんグループに見事加入したことになります。
自分の成長を止めないためにも、自分の価値観に固執せず、年代を超えた多くの人達と関わって行きたいと思いました。
この記事を書くきっかけを作っていただいた素人さんに感謝です。
kou でした。